【平松日記】
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51601/08 21:37 東浩紀『一般意志2.0』を読み『変形アフタヌーンティー』を省みた
東浩紀『一般意志2.0』を読了。序文にあるように、政治に熟議は必要ないという論理が読み物として面白かった。
序文には、こんな風に書かれている。

民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が下手だと言われる。だから日本では二大政党制もなにもかもが機能しない、民度が低い国だと言われる。けれども、かわりに日本人は「空気を読む」 ことに長けている。そして情報技術の扱いにも長けている。それならば、わたしたちは、もはや、自分たちに向かない熟議の理想を追い求めるのをやめて、むしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据えるような新しい民主主義を構想したほうがいいのではないか。そして、もしその構想への道すじがルソーによって二世紀半前に引かれていたのだとしたら、そのとき日本は、民主主義が定着しない未熟な国どころか、逆に、民主主義の理念の起源に戻り、あらためてその新しい実装を開発した先駆的な国家として世界から尊敬され注目されることになるのではないか。

昨年再演を重ねた公演台本『変形アフタヌーンティー』を執筆しているときに、頭の片隅でぼんやりとイメージしていたことがあった。
台本は、もちろん荒川修作の「リバーシブル・デスティニー(運命逆転、天命反転)」の論理を軸としているのではあるが、それに加え、シロアリの集合無意識からなる社会構造を動物学者・メーテルリンクの本を参照しつつ、ツイッターの実況中継というシーンも流れに組み込んでいた。それはおそらく、ツイッター=可視化されたネットのデータベース=大衆の欲望の記録が、表で熟議され近代を成した社会構造の裏で、まるでシロアリが家を食い尽くしてしまうかのように、民主主義構造を打ち崩していき、表も裏もなくなっていく、といったイメージの筋立てであった。『民主主義2.0』のごとく、新しい共同体、運命2.0のカタチを夢見た作品だったなぁと省みた。


51501/06 12:08 のほほ〜ん
マームとジプシーの公演チケットを購入しようとしたら、この公演はTPAMの参加作品だったためTPAMに、のほほ〜んと問い合わせをしてみたところ、TPAMディレクターの佐藤さんから「平松さん、キャリアのあるアーティストはもっとTPAMに主役で参加してください」との言葉をぐさりと。いただきました。そうかぁキャリアのあるアーティストだったのか!オレ。
昨年参加したTPAMでは他のショーケースにほとんど足を運べなかったわけですが、今年はじっくりと観に行けそう。
http://www.tpam.or.jp/2012/j/
どのフェスティバル・ディレクターは試行錯誤しているようではあるけれど、たいていのフェスティバルでは参加者は他の作品を見れないし交流さえはかれない。ミュージックフェスとかだと対バン同士交流できているような感じがするのだけれど。

51401/04 13:03 ヨコハマたそがれ
久しぶりに父と横浜を歩き昭和初期の横浜の話をきいた。しかし横浜の昔しか知らない父にとって今の横浜は迷路のようで、みなとみらい線など使おうものなら道に迷い大桟橋へも辿り着かない。
強風を避けて入ったホテル・ニュー・グランドのカフェ。ここのコーヒーは700円でおかわり自由。ダグラス・マッカーサーもここのコーヒーを飲んだのか。「この建物は自分たちが使うから爆撃落とさなかったんだ」とぼそり。

51301/03 12:42 2012新年
月日が経つのは早いものですでに1月3日になってしまい、年末に片づけたはずの部屋がすでに散らかっている。去年は初詣に行かなかったけれども、素敵な人にたくさん出会ったので、今年も行かないほうがいいのだろうか。
とりあえず今部屋に燦々と太陽が照りつけていて気分がいいのです。昨年の私の中のベストワン作品・藤田貴大さんの『塩ふる世界。』が今年2月再演されるそうなのでチケット買わなくては。
あ、このページに昨秋の公演写真を数枚貼り付けました。
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.10150551254361019.434534.558151018&type=1


51212/28 11:17 イタいという形容の境界
よく、自分本位の表現を指して「イタい」という形容をするわけですが、このイタいという形容の境界線を知りたくて、あらゆる人やものに使ってみるところを想像してみました。
(ダンスをみながら)「このダンサーイタいねー」とか、(ある歌手の歌をききながら)「この歌イタいわ」とか、(本を読みながら)「この作家イタたたた」とか、(コントをみながら)「この漫才師イタすぎ」などの他にたとえば、(チョコレートを食べながら)「このチョコイター」とか、(コートをはおりながら)「このコートなんかイタい」、といったところでやっぱり、"他人のためにつくられたもの"に、イタいという表現はあてはまらないというあたりまえのことに気がつき、つくづく、いったいだれのために作品を作り続けてきたかを自分に問うのでした。マル

51112/27 12:09 海外で買った携帯といえば
思い出すことがある。ルーマニアで購入した携帯がその後のヨーロッパの旅先で突然、表示言語が英語からキリル文字に変わってしまったことがあった。キリル文字といってもロシア語かもしれないしブルガリア語かもしれないしさっぱりわからない。表示言語を英語にしようといろいろと試してはみたけれど、結局変更することができずにどうしたものかと困りながら、しばらく発着信の機能のみ使っていた。出会う人出会う人に表示を見せて、この文字わかる?と聞いているうち、それがギリシア語であることだけは突き止めた。ギリシア語かぁ、困ったな…。
ロンドンのユースに1週間滞在することになって、チェックインすると、なかなかキレイな部屋。さまざまな国の旅人が集まるだだっ広いリビングルーム。みんなネットをしたりお茶を飲んだり本を読んだりしている。これだけいろんな国の人がいればギリシャ語使える人が一人くらいはいるだろうと思い、勇気を出してそのリビングルームにいる人達に大声で「Does anyone speak Greek?」 と何度か叫んでみた。すると手を挙げて近づいてくれた青い目の若い男子。携帯をみせて、英語に変えたいんだけど、というと、サクサクとものの数秒で英語にしてくれた。そのときの青い目の男子を見つめる私の黒い目はおそらくキラキラだったはず。サンキューマイ・グリーク・メン! 

51012/21 14:10 決意2012。
2011年。今年は2月にTPAMiYでの『Unsex Me Here?』からはじまり、三鷹天命反転住宅での『変形アフタヌーンティー』上演、トリエンナーレ期間中黄金町での『洋楽事始メ』+ライブ&レクチャー、そして六本木・新世界での『変形アフタヌーンティー』再演で終わり、こんな上演の進め方でいいのか悪いのかよくわからないままに、目まぐるしい毎日を過ごしていた。そんな中、さくじつシミが顔いっぱいに広がってしまう夢をみる。歳をとっていくんだなこうして。
化粧しなくちゃ。決意2012。

あとここの日記を毎日書く!ぜったい。
twitterやfacebookそして、いまだmixiを使用する人に向けた宣伝媒体として、SNSを使用していると、どうしても怠ってしまった、この平松日記 in 2011。しかも読み返したら今年はほぼ宣伝しかしていないではないか。いかん。日々更新。決意2012。

たいした決意じゃないなどちらも。

50912/05 14:05 変形アフタヌーンティー満員御礼☆
六本木・新世界での『変形アフタヌーンティー』は満員御礼で終了しました。ご来場くださったお客様に感謝です。
新世界はライブハウスですが、ステージと客席がきっちりとわかれているので、天命反転住宅でやるのとはまったく違う演出が必要でそれを4日間の稽古で再演に持って行かなければならなかったのです。続けて見てくださっているお客様にはそこが一番の見せ所となっていましたが、そこも含めて次回への布石が踏めた実感があります。
4日で持ってこれたのは、出演・制作チームのお蔭。今回もまたお世話になりました。
ある人から、再演続きだけどそろそろ新作書かないの?と言われてしまったので、考えます…。


50811/21 09:15 次回作。
平松の関わる次回作はパフォーマンス・トーク
『変形アフタヌーンティー』〜六本木・新世界にて。

脚本・演出 平松れい子
出演 久保田芳之・田中夢
衣装・コンセプト さとうみちよ
コンセプト 飯名尚人

12月3日、18:30開演です。

映画『死なない子供、荒川修作』DVD発売記念イベント
http://www.shinanai-kodomo.com/event.html
http://www.architectural-body.com/mitaka/news/archives/2011/11/dvd.html

〈参考〉荒川修作ってこんな人。
「日本人そんなに富士山が好きなら、東京にもつくればいい。杉並区全体にオリジナルより高い富士山をつくれば若い人たちはそっちのほうが好きになるよ」
http://p.tl/HcC6

50711/21 08:50 洋楽事始メご来場ありがとうございました。
9月の公開稽古から始まった『洋楽事始メ』が11/5で幕を閉じました。ご来場ありがとうございました!

50610/23 12:54 予めの響き
昨日のモーリー&mo:ldのライブは、筆舌に尽くしがたかった。
ステージ上には筒のような楽器とコードがたくさんついた機械とか、つまみとかコントローラーがいっぱいついた自作の箱とか。それぞれ。そんなライブ。
で、展開していく感じは、誰か一人が引っ張っていくっていうのじゃなく、全員の倍数で動いていく感じが手にとるようにわかって、その場の空気とかもすべて巻き込まれていって、それが、作られた楽器を演奏しているとかじゃなく。
電子。なんだよね。
まさに、音の響を経て調性を得ていく過程の状態変化のドキュメントをみているようだった。もっと聞いてたかったです。
残響という言葉がしめす"残り"の響きではなく、その逆というのかな。
リバースに対してフォワードの響きが、瞬間瞬間キャッチされていった、というような。
世界の空気の予めの響きを予測して、
予測"不能"なはずの電子の粒な音楽が奏でられちゃった夜。

50510/21 11:31ミズノオト・シアターカンパニー作品関連イベントレクチャー・パフォーマンス
明日22(土)、横浜トリエンナーレ期間中の黄金町バザール・試聴室にて、 舞台作品「洋楽事始メ」の関連イベントに、モーリー・ロバートソン氏が登場します。
サージ・アナログシンセの演奏を交えながらモーリー氏が辿ってきた音に関する知見の変遷や調性・脱音階などのトークとライブ演奏です。

昨日の打ち合わせでは、音楽の現状に関する鋭い言及がノートに書ききれないほど溢れました。
「近代日本人の対話能力の機能不全が、日本人の聞く力をも機能不全にしている」
「身動きできないところで悩み沈黙しおまけに善意に満ちている。森鴎外以降…」
「もっとみんな『不都合な音楽』をつくり、それを遊べばいい…」
(演劇作品中の、水を使用してドレミを教えているシーンを観て)「サリバン先生、タリバン先生…」

22(土)夜。黄金町バザール・試聴室、必見です。
【日時】10/22(土)19:00開場 19:30開演
【場所】黄金町・試聴室
【ご予約・お問い合わせ】live@koganecho.net  tel:045-251-3979(12:00〜18:00)
【前売】2,000円(+1ドリンク)
【ウェブサイト】http://p.tl/BV3q

ジャーナリスト・アーティスト・ラジオDJ・マルチプレイヤーとしての顔を持つモーリー・ロバートソン。彼のサージ・アナログシンセサイザーの演奏を交えながら、これまで辿ってきた音に関する知見の変遷や 調性・脱音階などをまじえたトークを「レクチャー・パフォーマンス」という新たなスタイルにて上演します。

この日の進行は平松れい子が担当し、2011年に結成したばかりの "mo:ld"の演奏が随所にカットアップされる予定です。

mo:ldは、演劇作品『洋楽事始メ』にも出演しているアナログシンセ奏者・Morry Burnsからなるバンド。Kumax(from NERVE NET NOISE)とMarina Yanagisawaのメンバー自身のマニュファクチュアによるエレクトロニック・サウンド・イクイップメンツと既製楽器の特殊奏法を用い、物音が響を経て調性を得ていく過程の状態変化をドキュメントとして公開する役回り。

50410/08 11:16 公開稽古に立ち寄った人
横浜トリエンナーレに足を運び、その足で公開稽古に立ち寄っていただいた方のブログ。迷ったけどチケット代1,000円支払った。それが、人生の分かれ道になったとまで言ってくださっていて、泣きそうに嬉しい。

http://hibi-tetsubun.txt-nifty.com/entrance/2011/09/2-e340.html

50310/08 10:43 歌→ ことば→ 芸術?
岡ノ谷「パンダという名前のジュウシマツが、今までの中でもっとも複雑な歌をうたっていたんですが、そいつはメスの前ではうたわないで、一人だとうたうんですよ」
小川「本来はメスに求愛するための道具だったものが、どんどん特別化していっちゃうんですね」
岡ノ谷「歌うことそれ自体の美を求めはじめるんです」

メスは複雑な歌を好む。オスはさかんに複雑な歌をうたおうとする。でもあるとき、求愛のためにうたわないオスがでてきた。目的をなくした歌のためだけの歌。ここに芸術が誕生するのではないか --岡ノ谷一夫+小川洋子「言葉の誕生を科学する」より

*****
と、とにかく岡ノ谷さんのレクチャーは必見ですっ
研究者xミュージシャンの共演。
10/11 tuesday 19:30〜
http://shicho.org/yohgaku/
ご予約は私に直接メールいただいても大丈夫です。

50210/07 09:05 10月11日火曜日の夜!
音楽と言葉の関係を探求する音探しのレクチャー&ライブ。言語の起源、獲得のプロセスを小鳥のさえずりで研究する岡ノ谷一夫、民族音楽をスムージーに類い希なる歌唱力で表現する福岡ユタカ/横川タダヒコとのまたとない共演。
学者xミュージシャン。10/11は黄金町バザール試聴室へ☆

〜音をめぐる音さがしのレクチャー+ライブ〜
"work in progress" を続ける演劇作品『洋楽事始メ』。
今回は、前2作をリコンストラクションした演劇作品とともに、そのバックボーンとなっている音楽のあれこれを考えるレクチャー&ライブを3回に渡り開催します。日常的に何気なく耳に入ってくる「音楽」を様々な角度から解剖・研究していきます。
http://shicho.org/yohgaku/

●2011.10.11 Tue
lecture :岡ノ谷一夫/live :福岡ユタカ 横川タダヒコ

言語の起源を小鳥のさえずりで研究する生物言語研究者、岡ノ谷一夫。
http://www.athome-academy.jp/archive/literature_language/0000000193_all.html
音によってコミュニケーションを取ろうという脳の根源的な機能や、言葉の獲得のプロセスなど個性溢れる研究で知られる。

福岡ユタカは近田春夫とヴィブラトーンズ、PINKといったバンドで活躍した後、その類い希なる歌唱力でフリーヴォーカリゼーションを中心にソロ活動を開始。世界各地の民俗音楽や、自らの故郷の伝統芸能「石見神楽」とのコラボレーションを積極的に展開している。今回のライブでは、電子楽器と各種生楽器を併用する独自のスタイルで知られ、4-D、P-Model、After Dinner、Metrofarceなど数多くのバンドにも参加している横川タダヒコと共演。

学者xミュージシャンのレクチャーとライブをとおして、 音楽と言葉の関係を探求する。

【開場】:19:00 / 開演:19:30
【料金】:2,000円+order(500円~)

【会場】試聴室その2
横浜市中区黄金町2丁目7番地先
tel:045-251-3979

【アクセス】
●京浜急行電鉄「黄金町」駅下車 徒歩3分
●横浜市営地下鉄「阪東橋」駅下車 徒歩8分

■ご予約・お問い合わせ
mail:live@koganecho.net
tel:045-251-3979(12:00〜18:00)

50110/02 18:19予告動画10月公演『洋楽事始メ』
次回公演の予告動画ができました。

http://www.youtube.com/watch?v=ZlhA2rJIa4Q


50010/01 12:20 アップされた公開リハーサル写真はこちら
http://ay-flux.xsrv.jp/blog/?p=1187

49910/01 12:19 9/24オープンリハーサル&ワールドカフェ終了
黄金町バザール新スタジオSiteDにて。
公開リハーサルの様子の写真を、舞台美術の青木さんがアップしてくれました。
9/24は公開リハーサルのあと、ワールドカフェを開催し、知らない人同士で意見を交わしました。
最初はどうなることやらと思っていたワールドカフェについてわかったことは、演劇業界の人たち、上演後一度はこれ、みんな是非やってみて欲しいということ。観客主催両者にとってアフタートークとかアンケート回収といったことより有効でした。

49810/01 12:10 リーディング再演します
本日10/1、恵比寿のgift_labにて平松れい子構成・演出「変形アフタヌーン・ティー」上演。
コンセプチュアルで且つ機能的な服のGazaaブランド・モバイルジャケット販売オープニングイベントにて。
http://www.gazaa03.com/

49709/28 12:38 9/30(金)19:30- 『洋楽事始メ』レクチャー&ライブ開催
work in progressを続ける『洋楽事始メ』。 今回は前2作をリコンストラクションした演劇作品と共に、そのバックボーンとなっている音楽のあれこれを考えるレクチャー&ライブを開催。明後日金曜日はクルトワイルを紐解く高良久美子(Vib,Per,etc.)さんと青木タイセイさん(Tb,Key,etc.)。私もトークで出演しますよ。ぜひ来てください。
http://shicho.org/yohgaku/

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